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緑の振袖と赤の振袖のコーディネート

成人式や振袖の起源や由来、ルーツってなに?

初めまして、9月から入社致しました、きものサロン桂の藤川です。

今回より桂ブログチームの一員に加わりました。ブログについては初めての投稿になりますので温かい目でやさし〜く見て頂ければ幸いです。

9月に入り、ご進学やご就職で新しい環境での生活を迎えられる方も多く、期待と不安の入り混じった毎日を過ごされている事と思いますが、体調管理だけは十分に気を付けて頂ければと思います。

本日は、成人式や振袖の起源、由来、ルーツについて紹介しようと思います。

日本では当たり前に行われる成人式ですが、他の国にはない文化なのです。日本を象徴する着物を着て行われる行事とあって世界的に評価の高いイベントとなっております。

太平洋戦争が終結した後に、これからの時代を担っていく若者を励ますという目的で青年祭が開催されました。それを見た日本政府は、「若者一人ひとりが大人の一員になったという自覚を持って責任を果たす」ためには、祝福をすべきだと考え、成人式が始まりました。

ちなみに、日本で初めての成人式は、埼玉県蕨市で行われ、青年祭にちなみ成人式ではなく成年式と呼んでいます。

日本では当たり前の行事となっている成人式ですが、他の国では日本の成人式のような行事は行われていません。振袖を身に付け、行事に参加する様子は諸外国からも大きな注目を集めています。

他の国では成人式のような行事は行われませんが、大人として認められるために一人で狩りをしたり、毒蟻の入った壺に手を入れて我慢するなど、命を危険にさらすような過激な行事もあるようです。しかし、日本のように成人を迎えた若者が集って晴れやかな式典を行うのとは全く違うものと言えるため、日本の成人式は諸外国からしてみるとかなり魅力的だと感じるのでしょう。

成人の日は1月なので、1月に行われるものと思っている方が多いでしょう。しかし実際は、1月ではなく夏に行われる地域もあるのです。雪が多く降る東日本では特に夏に行われるケースが多くなっています。

なぜかというと、雪による交通手段への影響や、振袖を着た状態での移動がかなり大変だからです。それだけではなく、雪があるから嫌だという理由で出席しない人もいるため、出席率を少しでも高めるために夏に行われているとも言えます。

日本は地域によって様々な文化を持っているように、成人式の時期がそれぞれ違うのもその文化の1つだと言えるでしょう。

成人式では、当然振袖を着ますが、なぜ振袖を着るのか知っていますか?次はその歴史についてご紹介します。

以前、振袖は男女問わず着ていました。子どもが着ると想定されていたので、当然サイズは小さめです。色や柄による男女差もなかったと言います。

しかし、振袖は子供と女性が着るものだという文化が江戸時代後期に定着しました。結果、男性が振袖を着ることが無くなったと言います。

江戸時代の女性は、小袖という袖が短い着物を着ていましたが、時間が流れ、江戸時代中期ごろには小袖の袖丈がだんだん長くなっていったそうです。

その理由には、

・袖が長い方が、舞台上で綺麗に見えるため
・袖を振るという動きによって厄払いの効果があると言われていた
・江戸時代の踊り子は袖を振ることで感情表現をしていた

上記のように、様々な言い伝えが残されています。

昔から日常的に着られていた振袖は、成人式で着用することが多い衣装となっています。その理由を知っていますか。

振袖は、未婚女性が着用する衣装の中で、最も格式が高い第一礼装になります。第一礼装である振袖を着用することで、自身が大人になっという自覚を持つことができます。また、一生に一度の大切な節目でもあるため、振袖を着用するには最もふさわしい場所となりました。

日本では、魔を払うという意味に袖を振るという動きが当たります。袖の長い振袖を着ることによって、病気や厄を払い、幸せな人生を歩んで欲しいという願いも込められています。

振袖には、こんな起源や由来やルーツがあります。少しでも参考にしていただければ幸いです。

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きものサロン桂 貴迎館
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