
令和9年の成人式はこれで決まり!最旬振袖コーディネート3選【徹底解説】
こんにちわ。きものサロン桂、豊島です。新成人の皆様、そしてご家族の皆様、令和9年の成人式に向けて、振袖選びは進んでいますか?
「一生に一度の成人式、自分だけの特別な一着を見つけたい!」 「でも、流行が分からなくて、どんな振袖を選べばいいか分からない…」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ご安心ください。これまでの経験と最新のトレンド情報を基に、令和9年に必ず流行する最旬振袖コーディネートを3つ厳選しました。
単に振袖を紹介するだけでなく、小物合わせやヘアメイクのポイントまで、トータルで最高のスタイルを完成させるための秘訣を解説していきます。
さあ、あなたの心をときめかせる運命の一枚がこの中にきっとありますよ。
コーディネート1:【進化系・レトロモダン】「ネオ・大正ロマン」で差をつける
令和に入り、数年前から根強い人気を誇るレトロモダン振袖。しかし、令和9年のトレンドは、単なる懐古趣味ではありません。伝統的な要素は大切にしながらも、現代の感性を大胆に取り入れた**「ネオ・大正ロマン」**へと進化します。
これは、日本の伝統美と西洋の文化が融合した大正時代特有のハイカラな雰囲気を、令和の今にふさわしい洗練されたスタイルに昇華させたものです。
[振袖]
- 色と柄の選び方: 深い緑、ボルドー、マスタードイエローなど、こっくりとした落ち着いた色味の振袖を選びます。柄は、椿や菊、梅といった古典柄に加えて、アールデコ風の幾何学模様や、ストライプ、矢絣(やがすり)など、大胆でユニークな柄が注目を集めます。ただし、柄はびっしりと全体を覆うのではなく、余白を活かした配置がポイント。すっきりと見せることで、洗練された印象になります。
[帯と小物]
- 帯: 振袖の柄とリンクするような、太めのストライプやチェック柄の帯を合わせると、一気に大正ロマンらしさがアップします。あえて帯締めや帯揚げをシンプルにすることで、帯の柄が際立ち、コーディネート全体にリズムが生まれます。
- 帯締め・帯揚げ: 帯締めは組紐タイプのものよりも、パールやビジューが施された華やかなタイプを選び、帯揚げはレースやフリルがあしらわれたものを少しだけ見せるようにすると、現代的な可愛らしさが加わります。
- 重ね衿: 複数枚重ねて立体感を出すのがトレンド。特に、レース素材や、柄入りの重ね衿を取り入れると、顔周りが一気に華やぎます。
- 草履・バッグ: 草履はエナメル素材の厚底タイプや、個性的な刺繍入りのものがおすすめです。バッグは、がま口タイプや、アンティーク調のハンドバッグなど、あえて和装バッグではないものを合わせることで、ハイカラな雰囲気が完成します。
[ヘアメイク]
- ヘアスタイル: ざっくりとまとめたお団子ヘアや、フィンガーウェーブなどのクラシカルなスタイルがぴったり。髪飾りは、リボンやカチューシャ、チュール素材のヘッドドレスなどを大胆に取り入れると、大正時代の女学生のような愛らしさが表現できます。生花をたくさん飾るのも素敵ですね。
- メイク: 眉毛は細めに、アイラインは少し跳ね上げるように描くと、キリッとした表情になります。リップは深みのあるボルドーやブラウン系をマットに仕上げると、一気にレトロな雰囲気に。チークは控えめにすることで、振袖とリップを引き立てるバランスの良いメイクになります。

コーディネート2:【大胆で華やか】「ニュアンスカラー×ドット柄」で甘辛ミックス
「可愛さも大人っぽさも、どっちも叶えたい!」
そんな欲張りな新成人にぴったりなのが、この「ニュアンスカラー×ドット柄」のコーディネートです。甘すぎないくすみ系のニュアンスカラーと、ポップで遊び心のあるドット柄を組み合わせることで、誰も真似できない、自分だけのオリジナルスタイルが完成します。
[振袖]
- 色と柄の選び方: くすみピンク、ダスティブルー、モカブラウンなど、彩度を抑えたニュアンスカラーの振袖を選びます。そこに、大小様々なドット柄が配置されたデザインがイチオシ。ドット柄は、遠目からは無地に見えるような細かいものから、はっきりと分かるような大きなものまで様々。個性を出すなら、ランダムな大きさのドット柄がおすすめです。古典柄が部分的に入っているものを選ぶと、和の雰囲気を残しつつ、モダンな印象になります。
[帯と小物]
- 帯: 振袖がニュアンスカラーとドット柄で比較的柔らかい印象なので、帯はあえてゴールドやシルバーの華やかなものを選ぶと、全体のバランスが引き締まります。黒地の帯に金銀の糸でドット柄が織り込まれたものも、振袖との相性が抜群です。
- 帯締め・帯揚げ: 帯締めは、複数の色がミックスされた太めの組紐でアクセントをつけたり、パールやビーズの飾りがあるものを選ぶと良いでしょう。帯揚げは、振袖の色とグラデーションになるような色味を選ぶと、統一感のあるコーディネートになります。
- 重ね衿: ドット柄の振袖なので、重ね衿はあえてシンプルな無地を選ぶか、振袖のドット柄と色をリンクさせたレース素材のものがおすすめです。
- 草履・バッグ: バッグは、丸いフォルムの巾着型や、ビーズが施されたポシェットなど、少しカジュアルで遊び心のあるものを選びましょう。草履は、振袖のドット柄とリンクするように、水玉模様が描かれたものや、台座に色がついているものを選ぶと、トータルコーディネートの完成度が高まります。
[ヘアメイク]
- ヘアスタイル: ゆるふわの編み込みスタイルや、毛先を遊ばせたポニーテールなど、可愛らしさを強調するスタイルがぴったり。髪飾りは、ドット柄のリボンや、カラフルな造花をたくさん散りばめると、よりポップでキュートな印象になります。
- メイク: アイシャドウは振袖の色に合わせたパステルカラーを使い、目元を明るくします。リップは、少しツヤのあるコーラルピンクや、ローズ系の色を選ぶと、可愛らしさと大人っぽさのバランスが取れます。チークは、頬骨の高い位置に丸く入れると、若々しい印象になります。

コーディネート3:【最上級の美しさ】「アート×和柄」で魅せる、唯一無二の存在感
「他の人とは絶対に被りたくない!」 「成人式は、誰よりも個性的に、そして芸術的に決めたい!」
そんな、強いこだわりを持つ新成人にこそ試してほしいのが、この「アート×和柄」のコーディネートです。まるで美術館に飾られる絵画のような、圧倒的な存在感を放つ振袖が主役となります。
[振袖]
- 色と柄の選び方: 振袖全体に、抽象画のような大胆な柄や、水彩画のような繊細なタッチで描かれた柄が施されたものを選びます。色は、黒、白、グレーといったモノトーンをベースに、鮮やかな原色や金銀の箔が大胆に散りばめられたものが人気。鶴や花などの古典柄も、従来の描き方とは一線を画した、まるでアート作品のようなデザインが増えています。このコーディネートは、振袖そのものが主役なので、柄の美しさを最大限に引き出すことが重要です。
[帯と小物]
- 帯: 振袖がアート作品のような存在感なので、帯はあえてシンプルに、無地やグラデーション柄のものがおすすめです。帯締めや帯揚げで差し色を入れることで、コーディネートに奥行きが生まれます。
- 帯締め・帯揚げ: 帯締めは、金銀の糸が使われた豪華なものや、宝石のような飾りがついたものを選ぶと、振袖に負けない存在感が出ます。帯揚げは、振袖に使われている色の中から一色を拾って、コーディネートのアクセントにしましょう。
- 重ね衿: 光沢のある素材や、メタリックな色味の重ね衿を選ぶと、振袖のアーティスティックな雰囲気をさらに高めることができます。
- 草履・バッグ: 草履は、エナメル素材のシンプルなものや、厚底のものを合わせることで、全体のバランスが良くなります。バッグは、和装バッグの枠を超えて、クラッチバッグや、小さなボックス型のバッグなどを合わせると、より洗練された印象になります。
[ヘアメイク]
- ヘアスタイル: 潔くまとめたタイトなシニヨンや、ポニーテールなど、振袖の柄を最大限に引き立てる、シンプルなスタイルがベスト。髪飾りは、華美になりすぎないよう、かんざし一本や、メタリックなピンなど、ミニマルなものを選びます。
- メイク: 振袖が華やかなので、メイクは引き算を意識します。アイシャドウは控えめに、アイラインをしっかりと引いて目力をアップさせます。リップは、マットな赤や、プラム系の色を使い、大人っぽくクールな印象に仕上げます。肌は、ツヤ感を出しすぎず、陶器のような滑らかな質感を意識すると、より洗練された印象になります。

いかがでしたか?
令和9年の成人式は、これまで以上に**「自分らしさ」を表現する**ことが大切になります。
今回ご紹介した3つのコーディネートは、単に流行を追うだけでなく、あなたの個性を引き出すためのヒントが詰まっています。
**「ネオ・大正ロマン」で知的な美しさを、「ニュアンスカラー×ドット柄」で甘さと辛さの絶妙なバランスを、そして「アート×和柄」**で唯一無二の存在感を。
大切なのは、「これが着たい!」と心がときめく一枚に出会うことです!
ぜひ、今回ご紹介したコーディネートを参考に、あなただけの特別なスタイルを見つけて、最高の成人式を迎えてくださいね。