卒業式の袴選びのポイント解説
こんにちは。
きものサロン 桂 の鈴木です。
本日は卒業式に着る袴をえらぶ際のポイントについて
お話させていただきます。
🎓 卒業式の袴を選ぶポイント
① 振袖 or 二尺袖(小振袖)を決める
袴に合わせる着物は大きく分けて2種類。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 振袖(中振袖・小振袖) | 袖が長く華やか。成人式で使ったものを合わせる人も多い。 | 華やかで目立ちたい人・成人式の着物を再利用したい人 |
| 二尺袖(小振袖) | 袖が短く動きやすい。レンタルで多く選ばれるタイプ。 | 落ち着いた印象・可愛い系・動きやすさ重視の人 |
② 袴の色・柄の選び方
袴の色で印象が大きく変わります。
💐 色の印象
| 色 | 印象 |
|---|---|
| えんじ・赤系 | 華やか・王道・可愛らしい |
| 緑系 | 古典的で上品・落ち着きがある |
| 紺系 | 知的・正統派・引き締まった印象 |
| グレー・黒系 | クール・シック・大人っぽい |
| クリーム・ピンク系 | 柔らかく優しい印象 |
| からし・ベージュ系 | レトロ・おしゃれ・今っぽい雰囲気 |
🌸 柄のポイント
- 胸元(着物)の柄が大きい場合 → 袴は無地や控えめな柄にするとバランスが良い。
- 袴に柄が入っている場合 → 着物はシンプルめに。
- トータルで色数は3~4色以内にまとめると上品。
③ 身長とのバランス
- 背が高い人 → 濃い色・縦ラインが強調される柄でスタイルアップ。
- 背が低い人 → 明るい色やグラデーションの袴で軽やかに。
- 袴丈は「くるぶしが見えるくらい」が基本(草履 or ブーツによっても変わる)。
④ 履物を選ぶ
- 草履:上品で古典的。成人式の小物を使い回せる。
- ブーツ:足元がすっきりし、モダンでスタイルアップ効果。
→ ブーツなら袴丈は少し短めに。
⑤ 髪型・小物もトータルで考える
- 髪飾りや巾着・帯などの差し色を意識すると統一感が出る。
- レトロ系(大正ロマン風)・モダン系・古典系など、テーマを決めてから選ぶとまとまりやすい。
⑥ レンタル・購入・持ち込みを比較
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| レンタル | 最新デザイン・トータルコーデ可能 | 予約が早い者勝ち |
| 購入 | 自分サイズ・何度も使える | 費用が高め |
| 持ち込み(ママ振・姉振) | 節約・思い出が残る | コーデ調整が必要 |
💡 ワンポイントアドバイス
- 写真撮影を重視するなら、明るい色やコントラストのある組み合わせが映えます。
- 式典や学校の雰囲気も確認(落ち着いた校風なら派手すぎ注意)。
- 袴試着は座った時・階段を上る時の動きやすさもチェック!
以上となります。
どうぞ参考にしてください。