振袖姿を美しく魅せるワザ

着物は洋服と違い、立体断裁ではありません。ほとんどが直線縫いで仕上げられた平面的な布を着る人の体の凹凸に合わせて着付けていきます。ゆえに振袖は＜着付けの技＞と着る人の＜着こなし＞によって美しい着姿が完成します。しかし着付けは着ている人の動きに沿って徐々に着やすくゆるんできます。これは着崩れではありませんが、無茶な動きをするとどんなに美しく着付けても着崩れてしまいます。なので仕草や所作が大切になります。

＜立ち姿＞

首と背筋をスッキリ伸ばし、おへそに力を入れて前かがみにならないように姿勢を美しくしましょう。写真撮影のときは利き足と反対の足を草履半分ほど後ろに引くときれいです！

＜座り姿＞

バッグは椅子の背か手元に置き、普段よりも浅めに座ります。帯を背もたれに押し付けてしまうと帯結びが潰れてしまうので注意しましょう。袖は汚れや着崩れを防ぐため、垂らさず膝の上に重ねその上に手をおきます。

＜歩き姿＞

歩幅は普段より小さめに、大きく手を振ったりせずにゆっくり歩くときれいです。草履は前まで指を詰めすぎないように履き、引きずらないように歩きましょう。

＜車に乗る＞

座る席は助手席の後ろがベストです。手荷物は先に中に入れます。両袖を重ねて左手で軽く持ち、お尻から腰にかけて両足を揃え体を９０度回転させて座ります。

振袖姿での基本的な動きは前撮り撮影時に実践してみましょう！前撮り撮影の一日はハタチの式典当日とほぼ同じ振袖姿になりますので、撮影を待つまでの間や休憩時間などでどんな風に動けばいいかシミュレーションをしておくと、式典当日に慌てずに済みますね！

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