10月 21 2022

振袖フルセットの内容って？

皆様こんにちは、高松市松縄町にございますきものサロン桂の橋本です。
朝晩が冷え込み、冬の訪れを感じるような季節になりました。振袖選びは暑すぎず、寒すぎない今の時期がオススメです。
さてこれから振袖選びの方、振袖のフルセットというワードどこかで聞いたことありませんか？
カタログやホームページ等で目にされることもあるかと思います。
振袖のフルセットには、振袖以外にもたくさんの小物がついています。
今回は、改めて振袖フルセットの内容についてご紹介していきます。

振袖

未婚女性の第一礼装

セットのメインである振袖、成人式の為の衣装というイメージを持たれがちですが、本来は未婚女性の第一礼装であり、成人式だけでなく結婚式やパーティなどフォーマルな場面で着用することができます。
成人を過ぎても未婚であれば年齢を問わず着用して頂けます。

選んで頂いたお振袖に合わせて、様々な小物を選んでいきます。

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帯(袋帯)

続いてが、帯(袋帯)です。体の中心部分にくる小物なのでコーディネイト全体のバランスにも関わる重要な役目があり振袖との相乗効果でお互いを引き立てます。お振袖の後ろ姿においても、振袖より帯結びが主役となる為選ぶ際は後ろ姿もポイントに選んでみて下さい。
金糸や銀糸をあしらったものが定番ですが、レトロな柄のお振袖に合わせてビビットな色味やポップな柄も増えています。

長襦袢(振襦袢)

振袖の中に着用するアイテムで、長襦袢(振襦袢とも言われていたりします)です。振袖の裏が汗などで汚れるのを防ぎます。出来上がり品のタイプやグレードアップすると、反物で一から自分の寸法で作れたりもします。

衿は刺繍衿(半衿)を付けるのがオススメ

長襦袢の衿元は標準は無地の白い衿が付いていますが、刺繍衿を購入して上から縫い付けするのがオススメです。
基本の白いままでも問題ありませんが、衿元はお顔に一番近くなるのでせっかくなら刺繍等が入った衿を縫い付けてより華やかな装いにしてもいいかもしれません。

帯〆

帯の中心に締めているアイテムが帯〆です。帯同様体の中心にくるのでコーディネイトの要となるアイテムです。引き締め効果だけでなく、帯が崩れないように上から支えている役割もあります。
飾りのついていないシンプルな平たいタイプや、つまみ細工やパールといった華やかな飾りがついたものなど様々です。

帯揚

帯の上で結んで使用するアイテムが帯揚です。帯周りに華やかさが出たり、帯と振袖のつなぎの役割をします。
結び方をアレンジしたり、色や柄で遊んだりできます。
定番の絞りタイプ以外にも、平たいもので刺繍が施されたもの、ラメの入ったものなどがあります。

重ね衿(伊達衿)

伊達衿とも言われており、振袖と長襦袢の間に挟んで使用します。他のアイテムに比べると見える面積はごく僅かですが、衿元を彩る重要なアイテムです。
単色タイプの他に、三重や五重になったタイプ、レースが付いているタイプ、生地に凹凸のあるタイプなどもあります。
同系色でまとめてみたり、差し色でメリハリを持たせたりします。