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きものサロン桂丸亀店での振袖着付けの写真

着物保管方法について

皆様、こんにちはきものサロン桂の澤山です。節分を過ぎ、寒い中にも春の気配が感じられる昨今、平安にお過ごしでしょうか。本日は着物の保管方法についてお話しようと思います。

防虫剤は必要か?

まずはじめに、着物の保管時和たんすに、防虫剤を入れておられる方をよく見かけます。

大事な着物が虫食いで穴が開いたら大変って考えている人こそ大量に投入しています。

実は、大量の防虫剤やしょうのう、ナフタリンまみれではかえって着物がシミになったり、いろいろなトラブルが発生します。間違った認識では着物が変色したり、シミ抜きのお金がかかりますし、臭いが付いたら完全には取れません。

昔から着物は「絹」「ウール」「綿」「ポリエステル」など様々な素材の種類があり虫食いする素材はウールの着物です。

ウールのニットのセーターなどと同じでウールの製品には防虫剤を入れて保管します。

実は、衣類に使われている防虫剤の成分は着物・和服の保存でも変わりません。

樟脳「しょうのう」やナフタリンなど防虫剤として有名ですが、着物の保存に防虫剤が必要だと間違った認識の人は、たくさん和たんすに入れてしまい、密閉されたたんすの中でガスが発生して長年保存された着物が変色する可能性があります。また、防虫剤の臭いも取れなくなり、着用時に困ることもございます。

着物を定期的に虫干しすることで、防虫と除湿ができます。

めんどくさいとは思いますが、かなり有効な手段ですので一年に1回は虫干しをお勧めします。

また、なかなか時間の取れない方は、よく晴れた、湿度の少ない日に、箪笥の引き出しを開けて扇風機を首振りにして箪笥に半日あてると箪笥が乾燥し、着物も乾燥するので活用してみてください。

除湿シートを和たんすに入れる

正しい絹の着物・和服の収納に必要なことは「除湿」ですが、どうしてもの場合は「防虫」も視野に入れておきたいものです。

ウールの着物・和服を収納するときにどうしても虫食いが気になる人は防虫機能付きの除湿剤を使いましょう。

防虫・カビ・乾燥剤を兼ね備えた製品もあります。着物の専門店にお相談ください。

タンスの引き出しに1枚必ず除湿シートを入れておきましょう。

現在ではほとんどの着物は「絹」「綿」「ポリエステル」素材なので、「防虫」より「湿気」が最大の敵といえます。

特に絹の着物はフォーマルの着物は高価な物が多い為、湿気に十分注意して保存して下さい。

着物には、湿気が大敵だというお話でした、着物の保管の参考にしていただければ幸いです。

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