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卒業袴のコーディネートにつきまして①(袴の由来)

  

こんにちは。きものサロン桂の堂崎です。

このところ、日中の気温が高く、もう春というより暑く感じることもありますが。今年は花粉の飛散量も多いと言われています。私も、花粉症の症状がひどくなる場合には、あまり我慢はせず、早めに病院受診がよいと言われました。皆さまも、体調にはご注意頂きますようお願いします。

さて、3月も半ば、各大学や短大、専門学校などで卒業式が行われ、当店においても、お客様の袴のお受渡しが多くなっております。振袖に袴をコーディネートされ、記念のお写真を撮られる様子を見ますと、これからの門出を応援したくなりますね。今回は、卒業式の振袖・袴のコーディネートについて触れていきたいと思います。まず今回は、「卒業式になんで袴なの?」の歴史について。ちょっと知ると、好きになるかもしれませんよ。よろしくお願いします。

    

  

 

      

       

袴は世の女性の憧れ!

日本では昔から、袴は礼装としてふさわしいとされてきました。平安時代に、女性が身にまとっていた十二単の一部が袴です。明治になり、袴は女学生向けの制服として考えられ、袴は学問を学ぶ場で着る服装として認められるようになりました。

振袖に袴のスタイルは、振袖に帯と比べるととても動きやすく、大正から昭和にかけては、袴を着て自転車に乗る女学生も見られたようで、女学生の「優美さと機動性を兼ね備えた服装」の袴は、世の女性の憧れだったようです。大正時代を描いた「はいからさん」のイメージが思い浮かびます。

     

      

袴+ブーツスタイルの登場

女学生が袴を着るのは昭和初期頃まで続いたようです。西洋から革のブーツが登場すると、女学生達は、それをいち早く取り入れ、袴にブーツというスタイルが大流行しました。いつの世も女性はおしゃれに敏感ですね。おしゃれにこだわる乙女心・・・今も昔も変わらないものかもしれません。

      

     

トップアイドルがきっかけで、袴スタイル復活!

戦争により、これまで女学生がおしゃれに着た袴の文化は終わったようです。戦後の日本には、大学生が袴を着るという習慣はありませんでした。戦後、日本は復興を遂げ、生活も豊かになっていきましたが、女子学生が卒業式に袴を着るということは、長く見られなかったようです。

袴スタイル復活のきっかけとなったのが、1987年の当時トップアイドルによる主演映画で、袴姿の「はいからさん」を演じたことが大きなきっかけになったと言われています。そのアイドルは、歌番組などにも袴姿で登場されましたが、その卒業式の袴スタイルが全国に一気に広がったと言われています。35年ほど前のことで、今の学生さん達のお母さんが子供の頃ぐらいで、ご存知かもしれませんね。

今や、卒業式に袴スタイルは定番となっていますが、調べてみますと、このような歴史があったようです。ちなみに私、堂崎は、当時このアイドルの大ファンで憧れていました。「はいからさん」の歌も大好きで今も覚えています。

        

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二十歳の晴れの日を美しい振袖姿で迎えて頂きたい・・・

そんな願いを込めてきものサロン桂では、豊富な品揃えの中から、色柄はもちろん、小物合わせや着こなしのアレンジ、ご予算にあったコーディネートのアドバイスまで、お客様のご要望に少しでもお応えできるよう、自信と誇りをもってご案内致します。

 

◆今後の成人式の予定◆

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