振袖を美しく着るために必要なもの②(衿芯、前板、肌襦袢、すそよけ)
こんにちは、きものサロン桂の堂崎です。
5月も下旬を迎え、爽やかに晴れて気持ちいい天気ですが、日中夏を思わせる暑さの日、方や肌寒いと感じる日もあり、気温の差を感じることの多い時期です。梅雨の時期を控え、天候や気温、湿度なども変わりやすく、体調管理などお気を付けて下さい。
さて、前回から私、堂崎のブログは、「振袖を美しく着るために必要なもの」をテーマに取り上げております。前回の5/15付ブログ「①必要なものの一覧」では、振袖の着付に必要なものとして、「着物パーツ」8点(振袖や袋帯など)と、振袖を美しく着るために必要な「着付小物のアイテム」11点について触れました。2回目の今回は、着付小物のアイテムのうち、④衿芯、⑤前板、⑥肌襦袢、⑦すそよけ、について、それぞれ役割や使い方について見ていきたいと思います。今回も一緒にお付き合いお願いしますね。
④衿芯
「衿芯」は、長襦袢の衿の内側に入れる芯のことで、プラスチック製のものが多いです。衿芯を使う目的は、きれいな衿元のラインを作り、美しく見せるためです。着物の衿は柔らかく、そのままでは衿は立ち上がりませんが、衿芯を入れることで、衿が立ち上がり、うなじの美しいラインがきれいに表れます。
衿芯をつけるには、長襦袢を用意し、半衿と長襦袢の襟の間に衿芯を差し込んでいきます。衿芯が全部入ったら、半衿を左右にしごき、衿芯の位置を安定させて形を整えて下さい。この衿芯により、衿元のラインが整い、美しい着物姿となります。
⑤前板
「前板」は、着物の帯を締める時に、前帯にしわができないように、帯の内側に挟む板状のものです。着付小物の必需品で「帯板」とも呼ばれます。前板には、ベルトなしのもの、ベルト付きのもの、胴にぐるっと巻くものがあります。また、素材も、厚紙のもの、プラスチック製のものがあります。
前板を使うことで、袋帯の形が整えられ、美しい着物姿となります。
⑥肌襦袢
「肌襦袢」は、着物を着る時に着用する肌着のことです。大切な着物に体の汗や皮脂が付かないように肌襦袢を着用することが目的です。肌襦袢は、夏には汗を吸収し、冬には保温効果もあります。また、肌襦袢は、家庭の洗濯機で洗えて、お手入れがしやすくなっています。
【肌襦袢と長襦袢の主な違い】
着物を着る時は、肌襦袢も長襦袢も着ますが、肌襦袢の上に長襦袢を着て、その上に着物を着ます。肌襦袢と長襦袢の主な違いを挙げます。
1)肌襦袢は外からは見えませんが、長襦袢の半衿や袖は外から多少見えるようになっています。
2)主な役割として、肌襦袢は汗や皮脂を吸収する肌着に対して、長襦袢は着物の着崩れを防ぐことなどを目的としています。
3)肌襦袢は家庭の洗濯機で簡単に洗えるものに対して、長襦袢は素材等により扱いが変わりますのでご注意下さい。
⑦すそよけ
「すそよけ(裾よけ)」は、肌襦袢と同様、着物を着る時に着用する肌着で、肌襦袢は上半身の肌着に対し、すそよけは下半身の肌着です。すそよけの役割も、大切な着物に体の汗や皮脂が付かないために着用します。
すそよけには、肌襦袢と違い、すそさばきをよくする役割もあり、素材によって足にまとわりにくい快適なものもあります。
☆☆☆ 次回のブログはこちら ☆☆☆
二十歳の晴れの日を美しい振袖姿で迎えて頂きたい・・・
そんな願いを込めてきものサロン桂では、豊富な品揃えの中から、色柄はもちろん、小物合わせや着こなしのアレンジ、ご予算にあったコーディネートのアドバイスまで、お客様のご要望に少しでもお応えできるよう、自信と誇りをもってご案内致します。
◆今後の成人式の予定◆
平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれの方 ⇒ 令和6年1月成人式
平成16年4月2日~平成17年4月1日生まれの方 ⇒ 令和7年1月成人式
平成17年4月2日~平成18年4月1日生まれの方 ⇒ 令和8年1月成人式
*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*
きものサロン桂 貴迎館
「きれいだね のお手伝い」
地元に根差した振袖呉服専門店
高松市・三木町・さぬき市・東かがわ市・綾川町・坂出市・丸亀市
宇多津町・まんのう町・琴平町・善通寺市・多度津町・三豊市・観音寺市
小豆島町・土庄町・直島町
香川県内全域を中心に
ママ振袖のクリーニング、シミ抜き、サイズ直しから、
振袖選びの、前撮り、ロケ撮影、パールトーン加工済みの振袖アフターフォロー
振袖、呉服、全てのお手伝いをさせていただいております。