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呉服・着物・和服の違いご存じですか

皆様、こんにちはきものサロン桂の澤山です。空きが深まり夜の寒さが強まってまいりました、日一日と寒さが募ってまいります、お身体ご自愛のほどお祈りいたします。

本日は、呉服・着物・和服についてお話しようと思います。

現在では、全て同じように使っていますが、語源が違いますので説明していこうと思います。

呉服とは

現在の中国が西暦220年ごろ、三国志の魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)が覇権争いをしていた時の呉の国から伝来した織物のことです。

江戸時代には、正絹(シルク100%)でつくられた衣服を呉服と呼び、呉服屋にて売られていました。

絹は貴重な原料のため、正絹の反物は大変貴重なものでした。

それに対して庶民は、木綿や麻の織物を着ていました。当時は木綿や麻で作られたおりものは、『太物(ふともの)』と呼ばれていました。

つまり、太物屋で日常的な着物を作り、呉服屋で高級な着物を作ったわけです。その後、太物と呉服を扱う『太物呉服屋』が誕生して、高級な製品の名前を使いイメージアップのため、木綿、麻、絹を全般に扱う『呉服屋』と呼ばれるようになりました。

着物とは

身につけるもの全般のことで、江戸時代の終わりに西洋文化の『洋服』が入ってきて、明治、大正、昭和と時代の流れにどんどん庶民にも広がり、日常の服となりました。

その中で昔から着ていた和服を『着物』と呼ぶようになり、新しく入ってきた服を『洋服』と呼ぶようになりました。

和服とは

日本(和)の服という意味であり、洋服の普及にともない区別するため『和服』という言葉ができました。

『和服』は長着に帯を結んだ状態の全体をさします。

現在では、『呉服』を着る、『着物』を着る、『和服』を着る、という言葉が一般的になっています。

着物は、日本人の大切な文化であります、海外の人にも素晴らしいと認められています。

◆今後の成人式の予定◆

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