トレンドは王道カラーに戻りつつある
こんにちわ。きものサロン桂の豊島です。本日はタイトルにも書いてあるように、現在の成約状況を踏まえて「本当に人気のあるカラーはどのお色なのか？」についてお話させて頂きます
これから振袖を見に行かれるお嬢様、ご家族の皆さまの参考にしていただければ幸いです。
くすみ系カラーはもう古いの？
ここ数年で一気に人気の高まったくすみ系カラーですが、確かに以前ほどの勢いは無くなったように感じるのは 事実です。ただ、全く見向きもされないのか？というとそれは間違いで、着装候補にはほぼ毎度、くすみ系は入ってきます。やはり、各社ともにくすみ系を強く打ち出しているパンフレットは多く、実物よりもイメージ先行型で「これが見たい！！」といった感じで見るものを先に決めてご来店されるお嬢様が多いのも事実です。
なぜ、くすみ系が弱まりつつあるのか？
爆発的に人気の高かったくすみ系も簡潔に言えば「一周した」と言ったところではないでしょうか。やはり、流行りに敏感な年ごろのお嬢様が、最新トレンドに手が伸びることは、至って当然の現象であると思います。ただし、全体的に淡い色でのコーディネートが中心になってくるくすみ系では、「似合う」「似合わない」も、はっきりと出てきます。イメージと違ったというお声も多く耳にします。やはり、王道カラーに比べて万人受けするものでもないので時間の経過と共に勢いがなくなってきたと感じる要因となっているのではないでしょうか。では、「一周した」以外の理由としては何があるのか？
購入希望のご家族は安心・安定を求めている
成人式以降、卒業式や結婚式、行事ごと等の、向こう十数年を見据えた購入希望の方には、今のトレンドカラーではなく、いつどの場所、時代でも通用する王道カラーへ流れる傾向はあります。くすみ系は「何年か前に流行った色」という認識を持たれる可能性もあるかも知れません。そう言った側面もあり、赤・青・緑・黒は強いです。特に「赤」は最もその傾向が強く、「赤×古典」はやはり根強い人気があります。また、同じ赤色でも選ぶ幅が多く、「意外にも赤になりました」というケースが非常に多いです。
王道カラーの強み
購入希望の方が前提の様な話になっていましたが、もちろん、レンタル希望の方にも当てはまります。今のお嬢様方のご両親世代にもまだ「成人式と言えば赤い振袖」というイメージを持った方は多く子供に対しても「刷り込み」の様な現象が起きているとも言えます。どちらにしても、古来より生き残っているお色であり、顔映りの良さや、コーディネートの幅、どの時代にも通用する安心・安定感はくすみ系には出せない強さになっていることは間違いないと思います。
平成１６年４月２日～平成１７年４月１日生まれの方 ⇒ 令和７年１月成人式
平成１７年４月２日～平成１８年４月１日生まれの方 ⇒ 令和８年１月成人式
平成１８年４月２日～平成１９年４月１日生まれの方 ⇒ 令和９年１月成人式
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着物サロン桂 貴迎館
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