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振袖の柄の意味合い

こんにちは。

きものサロン桂の鈴木です。

本日は振袖に使われる柄の意味合いについてを記したいと思います。

振袖(ふりそで)の柄には、日本の伝統的な意味や象徴が込められていることが多いです。振袖は、主に成人式や結婚式、その他の正式な場で着られる豪華な着物で、柄の選び方にもその人の立場や願いが反映されています。以下は、よく見られる振袖の柄とその意味についてです:

1. 桜(さくら)

桜の花は、日本の象徴とも言える存在で、春の訪れを告げる花です。桜の柄は、新しい門出や希望、幸福を象徴しています。特に成人式など、人生の新たなスタートを祝う際によく使われます。

2. 松(まつ)

松は長寿を象徴する植物で、健康や長寿、永遠の幸せを願う意味が込められています。松の柄は、家族の繁栄や安定した生活を願う意味合いもあります。

3. 鶴(つる)

鶴は、日本では「千年の命」を持つ鳥として長寿の象徴とされています。また、幸福や平和、家族の安泰を願う意味もあります。鶴の柄は、特に結婚式やお祝いの席でよく見られます。

4. 梅(うめ)

梅の花は、冬の寒さに耐えて春を迎える象徴として、強さや忍耐力、再生を意味します。梅の花の柄は、苦しい時期を乗り越えて、新たな成長を遂げる力強い意味を込めています。

5. 藤(ふじ)

藤の花は、優雅さや美しさ、繁栄を象徴しています。藤の花はその優れた美しさから、特に女性らしさを強調する柄として人気があります。

6. 鳳凰(ほうおう)

鳳凰は、平和と繁栄を象徴する伝説の鳥です。幸福や栄光、平和な時代を願う意味が込められています。振袖に鳳凰の柄があしらわれていると、非常に格式高い印象を与えます。

7. 鶴亀(つるかめ)

鶴と亀は、長寿と幸福を象徴しています。特に結婚式や長寿祝いの場で見られる柄で、家族や自分の健康、幸せを願う意味が込められています。

8. 花車(はなぐるま)

花車は、花を積んだ車を描いた柄で、幸運や華やかな人生を象徴します。特にお祝い事の際に用いられることが多いです。

9. 麻の葉(あさのは)

麻の葉の模様は、成長や発展、守護の意味があります。麻は古くから丈夫で繁栄をもたらすものとされ、また、子供の成長を願う際にも使われる柄です。

10. 流水(りゅうすい)

流水は、生命の流れや幸運、成長を象徴します。流れる水は、常に動き続け、時には障害を乗り越えて進むことから、逆境を乗り越えて成長する力を表しています。

振袖の柄は、見た目だけでなく、着る人の思いや願いが込められているんですね。どの柄も、その時々の自分に必要なメッセージや願いを表現できるので、柄選びも大切な要素となります。

思い入れをもって振袖を選ぶことで、より良い成人式となると存じますので

是非とも参考にしてください。

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