1. HOME
  2. ブログ
  3. 振袖ブログ
  4. 振袖ってなぜ豪華に見えるの?〜模様に隠された伝統技法〜

振袖ってなぜ豪華に見えるの?〜模様に隠された伝統技法〜

こんにちは、高松市松縄町にありますきものサロン桂の橋本です。
振袖選びも本格化してきましたが、皆さんもう準備はお済みですか?
振袖選びは今からという皆様に、今回は振袖の柄に隠された伝統的な技法について簡単にご紹介致します。

振袖ってなぜあんなに華やかに見えるの?

振袖の色や柄、小物使いで華やかに見えるのはもちろんですが、落ち着いた色味や柄でも華やかに見えますよね。
実は柄に伝統的な技法が施されており、豪華さを演出しているものがございます。
今回は代表的な柄の技法を振袖と共に何種類かご紹介します。よければ振袖選びのご参考にしてみて下さい。

刺繍

中国から伝わり、平安時代から装いを飾ってきた伝統の技法でもある刺繍、その中でも”金駒刺繍”と言われる技法があります。
針に通らない太さの糸や金糸を木製の駒に巻き付けて、それを転がしながら下絵に合わせて綴糸で留めていきます。金糸で施されたものを”金駒刺繍”、銀糸で施されたものを”銀駒刺繍”と言います。
上の写真は菊の柄の輪郭を縁取るように金駒刺繍が施されており、この技法が入ることで柄に奥行きや立体感が出て、華やかな印象になります。
2枚目の写真は、菊の柄全体に金駒刺繍が施されており、更に豪華な印象になりますね。

金銀彩

金加工と言われていることもあるこの技法ですが、生地の上に金や銀の箔、金粉などを接着加工する技法です。
こちらの振袖はトレンドのくすみカラー、シックな色味に銀彩が光り、洗練された唯一無二の装いを演出してくれていますね。

辻が花

辻が花は絞り染めで模様を描き、描き絵が施された染めの技法です。中には箔や刺繍をあしらったものもあり、薄白や紫、緑、藍を主体とした草花模様が特徴的です。”幻の染”ともいわれており、その装いは儚さもありながら華やかさもあり…辻が花にしかない雰囲気ですね。

多種多様な技法で生み出される豪華さと美しさ、どれも素敵ですよね。
日本の誇る染織芸術が施された一品でハレの日を迎えるのはいかがでしょうか。

*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*

きものサロン桂 貴迎館
「きれいだね のお手伝い」
地元に根差した振袖呉服専門店

高松市・三木町・さぬき市・東かがわ市・綾川町・坂出市・丸亀市
宇多津町・まんのう町・琴平町・善通寺市・多度津町・三豊市・観音寺市
小豆島町・土庄町・直島町
香川県内全域を中心に

ママ振袖のクリーニング、シミ抜き、サイズ直しから、
振袖選びの、前撮り、ロケ撮影、パールトーン加工済みの振袖アフターフォロー
振袖、呉服、全てのお手伝いをさせていただいております。

桂・貴迎館
香川県高松市松縄町1067番地19
TEL:087-869-2255
0120-35-5298
きものサロン桂 丸亀店
香川県丸亀市新田町150
TEL:0877-58-2255
0120-05-5298

*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—

関連記事