振袖 5つの Q&A ~振袖を購入した場合~
こんにちは、きものサロン桂 丸亀店です。
当店は丸亀ゆめタウン二階にございます。ゆめタウンオープンより今年で14周年!丸亀市に限らず、善通寺市、多度津町、三豊市、観音寺市、綾川町、琴平町、宇多津町、坂出市、高松市…と幅広い地域の皆様よりご愛顧いただいております。
突然ですが、お振袖をご検討中の方、
この様な疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
Q1 振袖って何歳まで着てOK?
Q2 結婚式の参列に白振袖がダメってホント!?
Q3 次の世代へ受け継ぐ為にできる事ってある?
Q4 振袖を着終わった後は袖を切ったら訪問着にできる?
Q5 小物のオススメの保管方法ってある?
成人式に向けてのお振袖選びがメインとなる中で、ご購入プランの方の場合ですとその後の事も気になりますよね。
この質問5つは店頭でご購入プランをご検討のお客様、ご購入いただいたお客様から実際に多くいただくご質問です。
購入後の着用機会や購入のメリットなどはこのブログでもお伝えしてまいりましたが、今回は少し違った視点からお伝えできればと思います。
Q1 振袖って何歳まで着てOK?
A 年齢制限はありません!
ズバリ、一言でいうと年齢制限は決められていません。
ただ、何歳くらいまでが好ましいか、という点で考えると20代は無難かな…という印象です。
30代で着られる方の場合、振袖を着る最後の思い出として着られる方もいらっしゃいます。
勿論、30代=振袖は×というわけでは有りませんので、まずはご本人様の意思に合う選択という所が重要になってくるかと思います。
成人式の為にお振袖を選ばれる際に、30歳頃になっても派手さが気にならないように、と落ち着きのある色柄を選択されていらっしゃる方も!
まずは成人式がメインなので、成人式に着る事を考えて選ばれる事がとても重要ですが、長く着られる事を考えての選択もアリですね。
また、振袖=未婚の第一礼装となりますので、既婚の方は正式には着用を避けられたほうが好ましいです。
Q2 結婚式の参列に白振袖がダメってホント!?
A 問題有りません!着用可能です!
意外と多い質問がこちらです。
結婚式において、白と言えば花嫁さんのお色なので、参列者が着ては主役の新婦さんに失礼なのでは?と気にされる方が多いですが問題有りません。
問題ない理由は?
参列者が白を着ていても主役が花嫁さんである事に変わりないからです。
もしも、白のお振袖で参列したとしても、結婚式の主役は新郎新婦さんですので大丈夫です!
失礼にあたったり、妨げになったりする事はありません。
ご結婚式の参列者に和装で出席すると場も華やかになり喜ばれます。
成人式には白の振袖を着たいけど、後の結婚式などを考えると白は避けたほうが無難?
と、お振袖選びの際にお母様やご家族の方から良くご質問がありますが、そのような心配はございませんのでお嬢様がご成人式に着たいお振袖という事を基準に選ばれると良いです!
Q3 次の世代に受け継ぐ為にできる事ってある?
A アフターメンテナンス・洗い張り・保管中の簡単なお手入れ
もうお振袖は着る事がなくなったな、という時、せっかくのお振袖ですので次の世代へ受け継ぐ事を考えられる方は実際に多いです。
ただ、保管期間がどうしても長くなるので心配ですよね。
できるだけ綺麗な状態で保管するためにオススメしたい事は…
1 アフターメンテナンス
当店ではお振袖購入時にパールトーン加工というガード加工をお願いしております。
着用後にはアフターメンテナンスとして汚れ落とし、汗抜きなどが可能です。
また、ガード加工をしておりますがクリーニングをする事も可能ですし、アフターメンテナンスでは落ちなかった汚れをシミ抜きすることもできます。
2 洗い張り
洗い張りとは、お仕立て上がっているお着物の縫い糸を全て解き、反物の状態でクリーニングをする事を言います。
お仕立て上がっている状態での保管をされる方が実際には多いのですが、洗い張りをして保管されていらっしゃる方もいます。
ママ振として使用する場合にサイズが変わらなければ問題はないのですが、仕立て替えの必要がある場合もあります。そういうケースを考えて、洗い張りをして保管、ママ振としてご着用の機会が近づいて着たときにはその方に合わせてお仕立てをされる方もいらっしゃいます。
実際に今年のご成人式の際にママ振をお召しになられたお客様は、お母様がお振袖を最後に着られた後、洗い張りをして保管してあったそうで、お仕立て直しをしてご着用されていらっしゃいました。
必ずしないといけないという事ではないのですが、こういう方法もございます。
3 自宅保管中のお手入れ
自宅でのお手入れと聞くと少し面倒なイメージがあるかもしれませんが、簡単にもできます!
虫干しといって、室内でお着物を広げて風を通す作業をするとカビなどを防げて良いのですが、実際にそういった作業をするって大変ですよね。
勿論、虫干しが可能な方はしていただくと◎なのですが、
そこまでは出来ないな…という方に注意しておいていただきたい事が3つあります
1 保管場所
保管で一番心配な事が湿気です。湿気があるとカビやシミが出やすいので、出来るだけ湿気の少ない部屋で保管してくださいね。桐箪笥があればそちらで保管してください。ない場合は衣装箱での保管も可能です。戸建てだと一階よりも二階がオススメです。
意外と多いのは、保管している部屋と洗濯物を干している部屋が同じというケースです。
このケースだとどうしても湿気が多くなり、長年の保管でカビやシミを招く可能性があります。
2 綿・ウールの着物は別保管
ゆかたなどの綿商品や、ウールの着物などには虫がきやすいです。
そこへお振袖を含む絹の着物を一緒に入れる事で、虫が付いてしまうという可能性があります。
桐箪笥での保管であれば、お振袖や絹の着物は別の引き出しに、衣装箱での保管であれば別の箱へ入れると良いです。
3 風を通す
桐箪笥での保管をされていらっしゃる場合はお天気の良い日に引き出しを開けておくだけでも風が通ります。虫干しができない場合はこの方法を実践されてください!
また、引き出しを開けるときに着物を入れているたとう紙にシミがないか見てみてください。
もしも薄くてもシミが出ていればたとう紙の替え時です。
入れ替えだけなので畳み直しの必要もなく簡単にできますが、気になるようであればそのまま当店へお持ちいただきましたら、たとう紙の入れ替えをさせていただきます。
Q4 振袖を着終わった後は袖を切ったら訪問着にできる?
A できますが、色柄によります
お振袖の次に着られるお着物は訪問着、色無地、留袖など、結婚式やお子様の入卒など場所によって変わってきます。
お振袖の袖を短くして訪問着として着用する事は結論的には可能です。
柄の大人しいデザインや、落ち着きのある色味の場合はその様に変えられても良いと思います。
ですが、華やかな色や大柄のデザインのお振袖をお袖を短くしても訪問着としては派手になり着づらいです。
Q5 小物のオススメの保管方法ってある?
A あります!
お振袖には着付けに必要な和装小物や草履バッグ、ショールなどもございますよね。お着物はアフターメンテナンスに出せばOKですが、小物がどうしたら良いのか分からない…という方も多いです。
1 和装小物
まずご自宅でお洗濯していただく物は、肌着、裾除け、足袋です。
洗濯機でお洗濯ができます。
その他の小物は陰干しで大丈夫ですが、洗いたい!という方もいらっしゃいますよね。
私自身もできるだけ小物を洗いたい方なのでこれは個人的な意見としてですが、
腰ひもはモスのタイプであればネットに入れて洗濯機へ、
三重仮紐も個別にネットに入れて洗っています。
コーリンベルトは留め具の部分を閉じてこちらもネットへ、
伊達〆はマジックテープのタイプであれば洗えるかな?
といった感じです。正絹の伊達〆は洗わない方が良いです。
また、前板は洗うとボコボコして使えなくなるので×です。
帯枕もそのままの方が良いです。
2 草履バッグ
バッグは汚れなどの付着がなければそのままでOKです。
購入時についてくる箱で保管される場合も多いと思いますがそこでの注意点はお草履を一緒に保管するとカビなどの原因につながりやすいという事です。
お草履は外で履かれていると思いますので、底を拭き、陰干しでしっかり乾燥させます。その後はバッグとは別の入れ物で湿気の少ない場所で保管される事をオススメします。
この時、色移り、くっ付きを防止するために、ビニールに入れたり新聞紙で包むことはしないでください。また、防虫剤なども化学変化による変色の可能性があります。何か入れられる場合はシリカゲルなどの乾燥材を使用してください。
3 ショール
ショールのベストな保管はハンガーにかけての保管です。
三角のハンガーの中心にかけていただき、布などを掛けて保管していただくと毛の向きが変わったりしづらいです。
ただ、長年の保管となると邪魔になる事もありますよね。
こちらも草履バッグ同様、購入時の箱で保管される場合は湿気のできるだけ少ない場所で保管するようにしていただく事をオススメします。
さて、今回は振袖の疑問5つについてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ご成人式に向けて選ぶお振袖ですが、購入後のご心配をされていらっしゃる方は本当に多いです。
悩んでいた事、盲点だった事…これからお振袖選びをされる方のお役に立てれば幸いです。
きものサロン桂では、ご購入プランの他に、レンタルプラン、ママ振プランもご用意しております。
プランでお悩み中の場合も先ずはご試着体験からいかがですか?
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